2021年5月6日(木)

夜、家族みんなで『蜜蜂と遠雷』を視聴。

次女などはすぐに眠くなってしまって途中退席となったが、いやしかしそれでイイ。しかしいつかきっとお前がまた観る日が来る映画だと思う。

「ミニシアター系」と言われるような、非常に内省的な映画であり、ストーリーに大きな起伏は無い。中学2年生でコレが面白かったらそれはそれでちょっと・・・みたいな。

 

「これは文芸作品だから」と興行成績を蔑ろにするような監督や演者は大嫌いなのだが、これは完全に文芸作品であるにも関わらず、監督と演者の熱量がエグい。

松岡茉優、森崎ウィン、鈴鹿央士(またやべぇのが出てきたな)に斉藤由貴。全員が狂気。片桐はいりがクロークに居るのも、アトロクリスナーにとっては堪らんものがあった。

が、俺はやっぱり松坂桃李。怖いのよ、この人・・・。

今回も「ヤバさを隠しながら日常を送ってる人」を堪能させていただきました。ありがとうございました。

でも、実は誰もが「思い」を抱えているはずで、松坂桃李の演じた狂気の方がむしろ「普通」なんだろう。

 

朝7時半、出発。お店は休みだが仕事はある。カミサンも仕入れに行った。

夕方までずっと外に、カミサンも夜に帰ってきた。お疲れさまでした。

 

晩御飯は出来合いのハンバーグ。だが美味かった。

 

2021年5月7日(金)

深夜。

夕食食べたら明日からの営業のための仕込み。

最後に娘らの朝食も仕込んで24時お仕事終了。

 

玉ねぎ刻んでトマトソース炊いて。

その間にパスタの麺を1人前ずつ小分けして、昼夜分をケースに収めて水に漬ける。

ブログ読んでくださってる皆さんにだけわかってもらえればイイ。

13分間湯がかねばならんはずのウチの太いパスタ、最短5分で提供出来るのは夜中に俺がこそこそ仕込んでいるからなんですよ。ウチのパスタは仕込みが全てなんですよ・・・。

 

朝、その仕込んでおいたフレンチトースト。ハクト王子からもらったパンを使ってこしらえた。

お弁当の方は、昨日の出来合いのハンバーグの残り。

 

カミサンからは「どうしてそんなに頑張っちゃうかな。もっとラクにしてイイのに」と言われるが、ホントそうよね。

でも、娘らに朝食食べさせて、そろそろ送って行こうかなという時にようやく起きてこられると、そりゃあ「俺が頑張らなきゃな」となるぜ。

 

ランチ、おヒマ。

ふと「カレー食いたいな」と思い、暇にまかせてササッとテキトーに賄いでカレーをこしらえた。

アルバイトのえっちゃんが「マスター、これは美味しいです」と絶賛してご飯大盛りポテサラ添えもペロリしてくれた。

 

ニンニク、人参、セロリ、玉葱、ピーマンをフードプロセッサー。

それをまたテキトーに香辛料寄せ集めて作った自家製カレーパウダーで炒め、トマトジュースとヨーグルトでさっと煮た軽いインド風野菜カレー。

俺は飴色玉ねぎを信じていない。玉ねぎも具として食いたいので、全部野菜のカタチの残った歯ごたえのあるカレーに仕上げた。

 

「これ、カツカレーにも合うと思うわ」とカミサンが言うと、そこからカレーのご注文が連発。

賄いのはずがアっという間に売り切れて、初めてお越しのお客様からも「カレー、めっちゃ美味いね〜」とお褒めいただいたらしい。

えっちゃんから「『そうなんですよ〜』って言っておきました！」と言われる。

 

・・・なんでテキトーに作ったカレーばっかり売れるんじゃい！頑張って作ったパスタ、全然売れ残っとるやんけ！！！

 

 

夜。

 

今度はピザばっかり！なんでや〜！

 

しかしまた今夜もコツコツとパスタを仕込むのであった。