結局カレーができました
2020年8月17日(月)
本日お店自体はお休み。
朝、玄関を開けたらウチの子猫たちの母猫、シャムがいた。
忙しくて全然みてやってないけど、お前、あの生まれた5匹たちは元気なのか?それだけ(俺を無視して)ムシャムシャ食べてるって事は、子育て頑張ってるって事なのかな。
このあまりの暑さに、シャムと仔猫たちはオフクロの家の軒下にみんなで引っ越ししてしまった。それ以降は全然仔猫たちを見ていない。けっこう心配しているんだけど、どうしようもない。
子供らの朝食を作り、朝7時半には出発「ぐるり邑南町一周の旅」。お店は休みでも、マスターには休みはないのよ〜。
13時。ようやく戻ってくると疲労困憊のカミサン。
今日はテレビの撮影がある。
キッチンの中も映ってしまうってことで、カミサンは朝からずっと1人で大掃除してくれていた。俺も手伝えたら良かったんだけど、こんな時間になってしまった。すまん。
今日の撮影は、当店の人気NO.3のパスタ「ことこと煮込んだミートソース」。
どこに出しても恥ずかしくない、しかし「どこにでもあるミートソーススパゲッティ」である(いったいどうしてこれを撮影したいのだろうか・・・?)。
まぁそのミートソースはイイとして、問題はそれを誰が作ってテレビに映るかだ。
みなさんご存知のとおり、ウチの料理長は「カミサン」。しかしカミサンは「ワタシは絶対に映りたくない、絶対にだ」と。
結局、今日の撮影中のお料理は俺が一切をやることになった。
これまで、料理はカミサン、接客はえっちゃん。店のデザインはsukimonoだし、細々とした雰囲気作りはスーパークリエィティブディレクターSさんがやってきてくれていた。
俺がやれる事ってのは何もないんだな、これが・・・。
料理の撮影中はレポーターさんから質問が来たりするだろうし、そもそも手際や所作がうまくやれるワケないよ!と不安がる俺に、カミサンから「落合シェフのところをしっかり読み込んでおいて!」と『dancyu2013年特別号』を渡された。ウチって「ラ・ベットラ」風だったんだ!
恥ずかしげもなくdancyuをまるっと暗記しておいて撮影がスタート。何もかもスムーズに、1時間くらいで無事に終わった。
「何もできない子」と思われていたマスターだが、そういえば「おしゃべり」は苦手ではなかったわ(最後の仕上げ部分はカミサンがやってくれた)。
夜。
「しかしあの調理ではウチのミートソースとしては使えない」という料理長の厳しくも有り難い判断で、昼の撮影中に俺が作った大量のミートソースは「今週のカレー」に変わりました。(そんならハナからオメーが出りゃあ良かっただろうが!)という思いはぐっと飲み込んで。
今後、放送をご覧の皆様。本当の「喫茶とおりみちのミートソース」はあんなもんじゃございません。もっと美味しく仕上がっております。
そして、いつも当店の「自家製カレーライス」をお楽しみにしていただいているお客様。
今回は、ミートソースとカレーの両方のイイ所が味わえる、大変お得な商品になっております。どうぞご利用ください。
そういや、いっつもいっつも「カツカレー」ばっかりで全然パスタ食べてないでしょう!O先輩もT先輩も!どうしてバスケットマンは、米ばっか食うのよ?
なんにしても大仕事は終わった。
あとはハイボール飲んで本読んで休みます。なんとなくムカつくタイトルだな・・・
夜、軒下を覗いてみたのだが、子猫たちの様子はわからなかった。