恥と文章
2020年8月2日(日)
営業終了後、リビングにあがるとまだみんな起きていた。
三女に手伝ってもらってストレッチしたりしていると、次女がウクレレを弾き出したので1曲リクエスト。
ポップソングとしては名曲中の名曲だが、次女は「何その歌?知らない」。
テレビCMやドラマの挿入曲としても多用されている曲だが、たしかに俺でさえもリアルタイムではないほどの古い曲。長女でギリギリ「ワタシは聴いた事ある」らしい。
しかし次女はサラッとyoutubeで調べて、それからtab譜をグーグル検索。
「ま、やってみるわ」。で、一応カタチになっている感じで演奏してくれた。スゴイね、ちょっとカッコいいわ次女。
ちなみに次女の勉強机とチェアは2匹のベッドになっていた。シジミちゃん、大あくび。
どうもそこはこの夏しばらく使わんらしいから、どうぞごゆっくりおやすみ。
ランチ、満席御礼ありがとうございました。入れなかったお客様、本当に申し訳ありませんでした。今考えている満席対策、それが秋頃には完成していると思いますので、どうぞご容赦くださいませ。
ランチ終わり際。
俺の古い記憶では、確か保育園児だったはずの男の子が、立派に成長し、新しく築いたご家族と来店してくれた。
元気でやっているようで非常に嬉しい。最初は全く気が付かなったが、自己紹介してくれてようやくわかった。「似てませんよ〜」と言っていたが、その優しいまなざしは、かつて俺が見ていたキミのご両親のそれと同じものだよ。くぐり抜けてきた者だけが持てる、イイ雰囲気を身に着けた大人の男になったな。
保育園児が家族を持って、か。
俺も相当歳をとったというわけだ。しかし彼に負けないように、俺もやっぱり優しいイイ男になりたいもんだ。
ランチ後、三女がついに「やる時がきた」と。
これまで愛情いっぱいに育ててきた「スイカ太郎」(そういう名前だったらしい)を食べる時が来たらしい。
病める時も、健やかなる時も、真心持って育てて来ましたが「もう食べたい」らしい。ちょっと怖い。
真ん中からバッサリやって、中身をほじくり出す。「スイカ太郎ぉ〜」って悲劇のヒロイン風な声を絞り出してはいるが、悲しみ&「美味そ」という複雑な表情。
そして遊びに来ていた次女の中学校のお友達みんなと、恒例の「大名の喰い方」で。真っ二つに切ったスイカをそのまま皮を器に使い、バニラアイスにメロンシロップ、ソーダを注いでフルーツポンチに仕上げた(カミサンが)。
いやぁ〜、豪勢でイイね〜。次女のお友達も喜んでくれているし、スイカ太郎の方も本望なんじゃないかな。
良かった良かった、と微笑ましく眺めているとカミサンから「マスター、ちょっとお話が・・・」。
??なんだ??
「さっき、次女のお友達にこのスイカ見せた時にね」
うん、なにか問題あった?
「『あ〜、マスター日記で見たやつだわ』って言ってたわよ・・・」
・・・おいおいおい。
中学生、しかも娘のお友達にココが見られているだと・・・。
俺たしか昨日、役場の文句やら稲○会だのハマコーだの書いてるはず。それも読まれてる可能性があるって事?
そして今書いているこの文章も?
・・・。
カミサンから聞かされた時は、視界が白黒になり膝から落ちそうになった。
が、マスターは負けないぞ!
「文章書いて、恥かいて」。
今後も変わらぬスタンスでやって行きますが、もうちょっとだけ丁寧な文章をこころがけようと思います。優しい男にならなきゃなんだから!
あー、それにしても恥ずいわ。まいったな。