バイバイ、ミトちゃん
2020年6月14日(日)
比較的、多読速読の方のタイプであると思うが、なかなか読み進めない本にブチ当たってしまった。だいたい一晩で1冊はいけるのだが、こいつは1日10ページも進まない。
楠木建『室内生活』。年に1回か2回出会えればラッキーな、しかし万人には全くオススメできないという、俺だけの「思考の遊び友達」のような本。読み進もうとしても、一段落毎に「・・・う〜ん」と考え込んでしまう。脳は非常に疲れるがこれ以上ない幸せ、読み終わりたくない。
朝寝坊。でも今日もお弁当も朝食も作らなくて良い。
ラジオ聴きながら仕込みして掃除して、これもまた幸せな時間だった。
ランチ、一瞬バタバタっと忙しくなった。
店内の改装と次女の小学校卒業を機会に、この春から日曜日も我々家族のムリのない範囲で営業する事にした。
日曜日、やはりそれなりに需要はあるんだな。今後も出来るだけやって行こうと思います。
ランチ終わって休憩中。
『室内生活』を何段落か読んで、今度は『殺人鬼フジコの衝動』を。これまた読むのが苦しい(楽しい)サスペンス。二重、三重そして最後には四重くらいその構造を楽しめた。
『その女、アレックス』に通じるようなグサグサくる表現は苦しいのは苦しいが、『室内生活』とは逆にコッチは「早く読み進めないとやってられねぇ!」とあっという間に読み終えた。ちなみに『その女、アレックス』だが、あれは日本での出版の順番が間違っており、ぜひともその後に出た『傷だらけのカミーユ』の方を先に読まれるのをオススメしたい。
そして今日は子猫のミトちゃんがもらわれていく日。
三女は最後まで嫌がったが、それはミトちゃんも同じように思えた。「いやだ〜!行きたくないよ〜〜!」と二人で泣いてる。
でもとても優しそうな人で安心した。環境も整っているようだし、なんせ可愛がってくれる雰囲気があった。ミトちゃんもすぐにその腕の中で眠った。
バイバイ、ミトちゃん。どうか幸せに暮らしてくれよ。