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2020-01-08

自分で作ろう

2020年1月8日(水)

だいたいこんな日は俺ひとりが早起き。

3学期が始まる事についての緊張感、なぜ俺だけがそれを持っているのだ・・・?遅刻ギリギリでなんとか朝食を食べさせて送り出し。3学期は短いんだからお前たちなんとか頑張りなさい。

 

子供らが学校へ行き、大工さん達が頑張ってくれている間に、我々夫婦もメニュー作り。今日は久しぶりにはかどった。メニューについての話し合いはここ最近では最も深く話せたし、パスタの試作も順調にやれた。

それからカミサンは日曜大工、俺は酒屋さんとの商談へ行った。どんぶらこ。

 

夕方、帰って来た三女が夕食作りをお手伝い。今日は炊き込みごはんを作った。

「子供の好き嫌いを無くす」というのは世のお母様皆様のお悩みだと思うが、俺が思うに、キッズ本人に作らせてみるとそれを食べた時に「コレなら食べられる!」とキライだったはずの物も美味しいと言いだし食べてくれる。

今日もこの炊き込みごはんには三姉妹が苦手な「きのこ類」が入っているのだが、自分が作った三女は「おいしい美味しい」と言って食べていた。

 

夜はアルコールの方も新メニューの試作をした。

ドラッグストアで売れ線の缶チューハイを買ってきて、これで「今、どんなものが人気なのか?」を知ろうと思った。

普段ハイボール、ビール、ワインくらいしか飲まないのだが、ウチのお店のお客様にはやはりリキュールを使ったカクテルが人気。それに「チューハイありますか?」というご意見もある。

個人的には「食事にリキュール合わせるのは無理」。せいぜい食前or食後くらいだし、なんなら「喫茶店のメニューに合うアルコールは、ビールか白ワインしかない」というのが俺のホンネ。あとはせめてウィスキーかジン・トニックくらいかと思っている。

 

しかし、それはあくまで「俺のマリアージュ」であって、お客様に押し付けるようなものではない。望まれるならリキュールのカクテルも作ろうではないか(合わんと思うけど)、と一番売れてるらしい缶チューハイを飲んで勉強しようと思っていた。

が、そんな俺の心の底にある「どうせ缶チューハイなんか」という上から目線もぶっ壊れる旨さ。

特にこの右の「極絞り 豊潤もも」の方は、ちょっとコレどうやって¥100そこそこで売ってるの?という旨さだった。果汁28%ってのも偽りないと思う。

 

ちょっとずつ飲みながら舌に覚えさせ、自分の持っている素材やアルコール類で再現しようとするのだが、原価¥100じゃあまず無理。それにそもそも味の点でも「極絞り」にはなかなか勝てない・・・。

ひとまず白桃でピューレを仕込んだので、それでまた明日作ってみようとは思うのだが、う〜んむっずかしいなぁ〜・・・。子供は自分で作ったものは美味しいというのだが、オトナも同じでなくてそれはそれで良かったけれど。

 

あれほど酔っ払う日々があったなら、こんな風に試作に時間を使えよ馬鹿と、心底自分が情けない。

「だって食事に合わないし」とかいう逃げ口上は、もう二度と使いません。


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