親愛なる隣人
2019年6月30日(日)
定休日。
今日はここらの地域の「田植えばやし」なる、太鼓を叩いて神社へ行くという伝統行事の日。豊穣、そして子どもたちの無病息災を祈る大切な行事だ。しかし我が家は欠席、長女の歯列矯正とお店の仕入れで広島へ。
長女が矯正を観てもらっている間に、俺と次女は『スパイダーマン ファーフロムホーム』を鑑賞。ようやく次女にも笑顔が戻った。
アメリカ映画の多くが含む「父親殺し」というテーマが、このスパイダーマンにもずっとそして薄っすらと。越えなければならない父がもうこの世にいないという場合、それは永遠に不可能になる。
父への想い。愛も憎しみも尊敬も悔しさも、その一つ一つの感情は独立しているようで不可分だ。大好きだけれど大嫌い、情けなくてみっともない反面、「俺じゃあ出来ない」と思わせてきやがる人としての魅力。死んだオヤジにはなかなか敵わない。(しかしスパイダーマン本人は気づいていないが、息子の方が父親の尻ぬぐいをさせられてるんだけどね)
若い人が観れば「青春映画」のこのスパイダーマンも、俺らオジサン達にしてみたら「子供が心配でならない映画」。視点が変わるのって、面白いわ。
一緒に映画を観ている次女は、いつかこの日を思い出してくれるだろうか。お前が夢中でスパイダーマンを観ている横顔、パパとしては映画よりもよほど思い出に残りそうだ。
後に三女が「パパとリコちゃん、他の人に迷惑かけてないかしらね?映画観ながら、『イエェェェーイ!』と『サイコォォォー!』とか言ってないかな?」と心配してくれていたようだが、他のお客さんもみんなそんな感じだったから大丈夫。それにしても本当にサイコーな映画だった。
ただ一回だけ。とても素晴らしいシーンがあって、そこだけは次女に小さい声で「ほら、ここアノ・・・」と話しかけてしまった。次女も「うん!アレだね!」と小さく返してくれた。これこそ劇場でしかできない映画体験だ。
ともかく最高に面白かった。MCUフェーズ3に一区切りつき、そしてまた一つが始まった。
場所を変えてみんなでカフェ。いつも付き合わせて悪いね、どれが美味しそうかな?勉強になりそうなアイテムがたくさんあった。
パフェやダッヂベイビーというお菓子を頼んだ。
味わうだけでなく、お勉強のために写真も撮っておきたいのだが、すぐにフォークをもぎ取ってパフェに喰らいつこうとする三女。そして取り押さえるカミサン。恥ずかしいから騒がないで欲しいけど、面白くて良い。全部イイ思い出になるなぁ。
今日はみんなで楽しく過ごしました。明日からまたがんばるぞい!
そして今年も半分が終わりましたので、途中経過の報告。アルコールとの戦いは、77-82。前半は5つ負け越した。こっちもがんばろう。