小説との相性
2019年6月18日(火)
営業が終わってからカミサンとダラダラ新メニューについて調べていると、「まさにコレじゃあ!」という商品を連発しているお店を発見した。
実際に食べたところですぐに真似できるとも思えない出来栄えだが、それでも絶対に食べて勉強したい。場所を調べるとウチからクルマで2時間。それなら行ける。
これは絶対に学ぶべきお店だろう。勉強させてもらってとおりみちが少しでも善くなれば、きっとお客様にも喜んでもらえると思うし、近くお休みをいただいてお勉強会に行ってこようと思います。
5時半起床。読みたい本と観たい映画がある、俺の分の作業を済ませて時間を作ろうと思って早起きしたのだが、朝食がなかなか思いつかん〜。
今日はおにぎりとお味噌汁にした。これはなかなか喜んでもらえた。なお、これは次女用。長女にはシラスと青海苔のトースト&玉ねぎピザトースト。三女にはピーナッツバターサンド&海苔の佃煮ごはん(なんちゅう組み合わせや)。
それからゴミ出ししたり仕込みしたりしてたら結局あまり時間は無くなってしまった。
三姉妹を学校に送って、まだ買い物をするにはお店は開いていないのだが、本を持ってきておいたので車内で読書。第160回芥川賞受賞作品。
「格闘技や武道」と「小説」というのは相性が良いと思う。基本二人っきりで行われるその勝負や競技儀式は、そこに審判はいようとも、周辺には全く理解できないその二人だけの共通言語で時間が進む。テレビやラジオなどでは同時進行的に解説者がわかりやすくしてくれる時もあるが、たぶん戦ってる二人にしたらほとんどが「黙ってろ!」じゃないんかな。
だから俺は『燃えよ剣』や『BOX!』みたいな小説が大好きなのだが(著者は二人共苦手。「作品に罪は無い」ってね)、この『1R1分34秒』にはほとんど試合のシーンが無い。それはイイけどそれよりも「泣き言」ばっかりで、いやなんなら10年くらい前なら共感できたんだろうけど、もう43歳目前で子供らにおカネもかかるしお店の修繕費も待ったナシの今日このごろでは、「じゃかましい!働け!」としか思えなかった。
俺も歳だ、同族嫌悪というやつかもしれんな。
途中から、学校のガラス割ってバイク盗んだ尾崎が思い浮かんで、「ん?幻冬舎か?」と思ったが新潮社からの発行だった。ちょっとココらへんは深く語り合いたいと思ったのだが、今日の夜営業はカウンターには誰も来てくれなかった。
モモはかごから手だけ出して「エモノ」と狩りの練習。がんばれ〜。
さてボクシング小説読んだから、今からボクシング映画観るぞ!