試作・失敗・試作。挟めばイイってわけよ。
2019年6月11日(火)
深夜、カミサンとミーティング。メモ取りながら、ネットで検索しながら話していたら、カミサンは眠っていた。俺ももうちょい調べ物をしたかったのに、睡魔に負けた。年々、早くに眠気が来るようになってしまったなぁ。
その分、朝6時に起きるのは全然ラクになった。もう二度とバーテンダーには戻れそうに無いな。
これだけ早く起きて、子どもたちの準備が終わればすぐに仕事に取り掛かるのだが、どうした事か毎日全然時間が無い。新しいメニューを作らねばならんのに、なぜか毎日がすぐ終わるんだよなぁ。
ランチが終われば2時間ほど余裕がある計算なのだが、もちろんお店の仕込みも掃除もあるし、コロの散歩や子供らのお迎えもせねばならん。ここへ来て、スーパーアルバイトSさんがいかに俺たちのカバーリングをしてくれていたかがよくわかるわ。
忙しいって言ってんのに2匹が俺の上で寝ている。モモとクロ。これは動けない。でももうこれは仕方ない。可愛いし。
そして今週は小学校では「チャレンジ週間」というやつらしく、次女と三女には「テレビ・ネットは見ない」という縛りがあるらしい。
三女はテレビが観れないもんだから、「ぱぁぱ〜、オセロしよう〜」。ん〜、まぁこれも仕方ない。でもお前、ちょっと上手くなってきてるね。
「時間が無い」とは言いつつも、子供らとは一緒にいられるし、猫とも楽しいし、よそのお父さん方と比べりゃあ十分過ぎるほどに日々を満喫出来てはいるんだろうな。
とはいえ、メニュー変更という当店にとって重大なイベントが迫っている。
大まかなところの「ピザとパスタが中心の、地域密着型ファミリーレストラン」という方針に今度も変わりは無いのだが、それでも俺とカミサンにとって大きな変革をしようという運びになっている。
焦らず徐々に進めていく予定だが、かと言って「まぁそのうち」とかボンヤリしていたらいつまでも事は進まない。それにメニューというのは試行錯誤を繰り返す必要が絶対にある。何度も何度も作ってヨシこれで行こうと思ってたのに、「やっぱり無しで」という事もあるし。
それでもこれを繰り返さなければ、何のために飲食業やっているかわからない。「ファミレス」の矜持は忘れず、いちおうは「食文化」の末席にいる事も同じく忘れてはならない。
今日はカウンターで女子中学生と小学生にも意見を聞きながら試作。長女は「これを改良するには・・・」と検索してくれたり、三女は「このカエルの卵みたいなの(チアシード)が気持ち悪い」と忌憚のないご意見をくれたり。
おかげで面白そうなメニューが閃いた。みんなの意見や「あれって美味しかったよね」の思い出がつながり、キッズやママさんが楽しんでくれそうなのが出来そうだ。
これが本当に商品化されるかどうかはわからんが、こうやってみんなでアイデアを出し合った事は引き出しの一つとなる。このいつ使うかわからない引き出しを、少しずつ少しずつ増やしていくしか成長はない。明日からもコツコツやっていこう。
いつか置いたその白い石が、何かの拍子に黒を全てひっくり返す日が来るはずだ。
なお、本日の13時より「たらこパスタ」が少し美味しくなっております。お試しくださいませ。