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2019-05-22

ファクトフルネス、ウインドリバー

2019年5月21日(火)

今日は一日とてもヒマだった。

しかしココロは穏やかである。ここのところ暖かくなってきたからか、毎朝の適度な運動のおかげか、まぁなんにせよ「幸せ」を感じられる日が多い。

カミサンとも全然ケンカしなくなった。なんだろう?歳とったのかな?

 

ヒマを利用し、『ファクトフルネス』を最後まで読む。「あなたも知らず知らずのうちに、勝手な空想で世界を見てはいないだろうか?」という問いがこの本の主題。ちなみに本の上の紙に書かれた数字とアルファベットは、本書のなかにある13の問題と俺の答え。

「世界はいったいどのように変化しているか」の問題で、それなりに勉強しているつもりだった俺の回答は、正解率30%という「チンパンジーと同じ確率」だった。「これは間違いない」と思っているものも、ことごとく外した。

 

情報の見方についての警鐘を鳴らし、俺の勘違いについて「え?そうだったんだ?」という事実を教えてくれる。

歴史的に見れば「社会は間違いなく改善されている」らしい。核兵器も飢餓も乳幼児の死亡率もみな大幅に減少しつづけ、女子教育も農作物の収穫量も識字率も年々増加の一途。

世の中、そう悪いものではないらしい。

そういえば、去年にも似たような本も読んでたのにな。どうして、良い情報は忘れてしまうのか。まぁその辺についてもいろいろと書かれてあって、興味深く楽しく読めた。

娘らの行く先を考えるにつけ、「この子たちの将来は、いったいどうなってしまうのか?」みたいに思っていたが、世界はそう悪いものでもないようだった(なお、「少子高齢社会」についてはそんな俺にも言いたい事はあるのだが)。

 

深夜、映画『ウインド・リバー』を視聴。事実を元にしたアメリカ映画らしいが・・・。

なにが「世界はそう悪いものではない」じゃ、ボケ〜!世の中、山ほど可愛そうな人々で溢れてるわ!もう、最悪も最悪!

 

この『ウインドリバー』は、あの戦争と宗教の悪いところだらけを描きまくった『灼熱の魂』や、真ん中あたりのアメリカを嫌いにならざるを得ない『ウィンターズ・ボーン』に匹敵するほどの鬱映画。

いったいどうなっているんだ、この世界というのは?

 

精神が大幅に不安定になってしまったが、それでも俺はまた明日も本を読み、また映画を観るんだろう。なぜなんだ?どうして自らそこの沼に「ハマりに」行くんだ?せっかくの穏やかなココロが台無しだ。

自分でも全くわからない。ただ、「お店のホームページのブログ」に書くことじゃあ無かったのはなんとなくわかる。

でも、カミサンに言っても「寝ろ」って言われるだけだし、これは吐かずにはおられませんでしたので、本日もみなさまにお付き合いいただいたという次第でございました。かしこ

 


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