ああ、空はこんなに青いのに
2019年3月5日(水)
今日はお店は臨時休業させていただいて、カミサンは広島に仕入れ。俺は浜田市へ。
たかが午前2時。そりゃあ少しは深い時間とはいえ、ホントなんて事無い時間のはずなのに、2時まで仕事していたくらいで全然カラダが言うこときいてくれない。こりゃあ完全に老けたな。でも昨日は朝6時から働いてたんだし・・・、とも思わんでも無いが、間違いなく老いがきたぞ。
浜田市から帰ると、今度は次女を迎えに行きバレーボールの練習へ。それから三女と宿題。
夜からはPTAの会議。だ、だめだ、眠たい。
次女をバレーボールから連れて帰ると、カミサンも戻ってきてた。お疲れ様でした。俺もフラフラだがカミサンはもっとぐったりで、戻ったままの格好でコタツで寝てしまった。
俺は少し回復したので明日の分のお店の仕込み。仕込みしながら思うのは「俺たちは、あまりに効率が悪すぎる」という事。
いくら夜中お仕事を頑張っても、今日お店を休んで売上が無いんだからマヌケもマヌケ。そのうえ、体力はまるで回復できておらず、正直言ってこのままでは明日の仕事も低いパフォーマンスになりかねん。
先日、企業で働く先輩と「働き方改革」についてのお話を少々。「まわりは誰一人幸せになってない気がするんだが、働き方改革ってのは一体なんなんだろうか?」とおっしゃっていた。
会社勤めされている方や公務員さんには一定の(理不尽なモノも多いらしいが)ルールがあって、否応なしにその枠の中で労働をせねばならない。さぞ「もっとこうした方がイイのに」と思いながらの勤務なのだろう。
そこへ行くと俺なんて自分でそのルールを決められるはずなのに、それが上手く行っていない。なんだろう?客観視とか冷静さが足りていないんだろうか。単にアホなのか。
仕込み終わって、ちょっと本読み。今年に入ってけっこう話題にあがった「ふろむだ」の『人生は運よりも実力よりも〜』が図書館に届いていたので。「さわりの部分」はネットでも読めるので、興味のある方は。
俺のような「何も持たざる者」には、これは単に厳しい現実を眺めさせられるような話とも言える。
家柄・学歴・経歴・実績、これらがあれば人に錯覚を与えられる。騙す側に回るも良し、騙されないようにするために読むのも良し、それは読み手にお任せしますよと、けっこう突き放した感じで書かれている。
ただ、読むウチに何か引き出しが開きそうな気がしてきて、そしてまたシナプスが。
・・・これは『信念』か!
星新一の『信念』というショートショートがある。悪事の計画を綿密に立てている男の話で、彼はその計画を遂行するために鋼鉄のような精神を持つ。それほどの計画性と信念がなければ成し得ないほどの大きな犯罪を、最後に彼はやり遂げるのだが・・・というお話。あれを思い出した。
なるほど・・・、あの男のように仕事(彼にとっては犯罪計画だけど)をすればイイのか。ちょっと仕事で悩んでいた事があったのだが、大きなヒントをもらったような気がした。
大きな「働き方改革」が出来るとイイのだが。ま、明日から頑張ろう。今日は寝よう。