勘が死んで『芝浜』

   

2018年11月26日(月)

出雲大社から戻り、深夜、せっせと仕込み。カミサンからは「またそんなに仕込んだ時に限ってヒマになるんだから〜」と白い目をされるが、しかし明日は月曜日。しっかりとスタートダッシュをきりたい。

それに、カミサンの係る仕事を少しでも減らしてやりたい。休憩できる時間を作ってやりたい。

 

今日は次女と三女は振替休日。二人をあまり見かけなかったが、次女はピアノの練習、三女はオフクロと遊んでいたらしい。

 

ランチ、ボチボチでございました。ありがとうございました。ただ、あれほど仕込みを頑張っていたにもかかわらず、なぜか「カレーは明日以降仕込もう」と手を付けなかったそのカレーだけが早々に売り切れるというこの現状。マジかよ。満席につぐ満席だった土曜日も「ヒマ」と見込んでスーパーアルバイトのSさんにシフトに入ってもらっていなかったし、俺の「勘」って死んでんのかいな?一切のギャンブルをしないタイプの人間でホント良かったと心から思う。

 

ランチ後、しっかりとカレーの仕込み。

周辺からも「あれはイイぞ〜」と教えられているのだが、仕込み中に聴いているラジオからも映画『ボヘミアン・ラプソディ』への賛辞が止まらない。今年の冬休みには絶対に観に行こう。

 

夕食前、キッチンの奥で宿題をしていた三女が音読をしながら眠ってしまった。学習発表会と三連休、お友達ともよく遊んだもんね。お疲れだ。

 

夜、若者たちがお酒を飲みながら「南京町が楽しかった〜」などとお話しているのが聞こえた。オジサンはそこでお店をやっててね〜、なんて言う事はもう無い。途切れ途切れにその神戸の旅行話を聞いていた。

そうだ、今年の冬休みは神戸に行こう。元町や三宮を歩いて、そしてそこで『ボヘミアン・ラプソディ』を観よう。AmazonでQueen関連の本を買った。

 

さぁ閉めようかなと思っていると、S社長がご来店。ただ、今日は奥様もご一緒。

職人としての自分、経営者としての自分。当店のおもしろキャラであるS社長だが、実は悩みは共通する事が多く(S社長のは億単位だし、従業員さんも多く規模は違いすぎるが)、いつもそのあたりで話が合う。一回り以上も下の俺が「話が合う」なんて失礼極まりないが、それでも「わかり会える仲間」とS社長も思ってくれているはず。

 

今日は奥様も交えて「引退論」。「自分で自分を許す」というのが如何に難しいか、それをテーマに2時間おしゃべり。

「なにか新しい趣味でも」という話から落語の話になり、せがまれて(俺からやったんじゃないぜ)お二人の前で『芝浜』を一席ぶった。仕事、お酒、おカミサン。俺もS社長もおカミサンには謝りたい事だらけですよね、それってこの噺に全部入ってますわ。という思いでやった。

 

どこに軸を置くでもなく平坦な噺にしてしまったが、それでもメチャクチャ喜んでもらえた。奥様からは「素敵なお話〜!」、S社長はぐっと何かを堪えたような。

俺は全然納得いってないので、またそのうち聞いてもらおうと思う。いつか一席やってみたいと、ちょっとだけ思った。


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