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2018-05-17

『キングスマン・ゴールデンサークル』

2018年5月17日(木)

日付変わっても、ずっと仕込みと掃除。

最近は夜中の本や映画が難しくなってきた、すぐに寝てしまう。だから前日の夜中のウチにしっかりと準備をしておけば、日中に自分の時間が作れるのでは?と仮定し、仕事終わりのヘトヘトにも関わらず頑張ってみた。

娘たちの朝食も仕込んでおいた。美味そうな食パンがあったのでフレンチトーストに。

 

朝、ランチ前にカミサンは毛虫退治。なんかカッコいい武器みたいなのを購入した模様。

 

ランチ後、うまい具合に時間が出来た。念願の、映画『キングスマン/ゴールデンサークル』を視聴。

「ちゃんとアクションをするオースティン・パワーズ」みたいなルックのユーモアなユーモアなスパイ映画だが、しかしテーマは深い。前回の「威風堂々」みたいなシーンは無い(回想シーンはあり)が、エルトン・ジョンが本人役でぶっ飛んだ演技(いやリアル)をしてくれている。

 

今回は麻薬組織と戦うキングスマンだが、最終的には「悪って何?正義って何?」と問う作りになっている(チャニング・テイタムの役立たずっぷりにはマイッタが)。

海外に行けば(たとえばワシントンやコロラド。案外オランダは禁止の方向に向かっているらしい)「違法だが取り締まらない」みたいな所も多いが、日本は重犯罪。それほどのリスクのあるモノをするなんて、俺個人としては「アホかな?」と思っている。

しかし結局ひどい目に合うのは、そういう中毒になってしまったり「せざるを得なかった」弱者ばかりで、売ったり作ったりしてる奴らや取り締まるだけでそれ以後のケアの無い国家はどうなんだ?と、前回のキングスマンと同様に、今世界で起きている身近な問題をエンターテイメントにして笑い飛ばしながら、見ている者に「ところであなたはどう思うのか?」とグサリとやってきてくれる。

 

この映画『キングスマン』は1も2も「人口増加問題」についての問いかけだが、『インフィニティ・ウォー』も全く同じテーマである。トランプの移民排除の問題が、いかにハリウッドを怒らせているかがよく分かる。

ただ、ホワイトトラッシュと言われる白人の貧困層も大いなる怒りみたいなものを持ちながら暮らしているのも事実だろう。

俺たち昭和50年代生まれの人間は、20~40歳の間を徹底的に「自己責任」でやってきた。礼儀が無い、根性が足りないと言われた我々世代がもうすぐ社会の中心になる。

たった一言「今後、ますますのご活躍をお祈りいたします」のメールだけでどん底を味わわされ、長時間で低賃金という煮え湯を飲まされてきた俺達世代がチカラを持った時、今度はコチラが大声で「自己責任」と問い詰めるだろう。まるで優しくない世界がすぐそばだ、そろそろ本当に世の中がマズイ事になるんじゃないかと不安になるわ。

 

夜の営業はヒマだった。そこで三女と「時計の読み方」のお勉強。なかなか分かってもらえない。5ずつ増えるというも、60=0というのも難しいようだ。

三女があまりにちんぷんかんぷんで、そのくせテキトーに答えてくるので、こちらとしてもどのように説明すればイイか思い悩む。

「ねぇパパぁ、そんな事よりもしかしてママとケンカしてるのぉ?」。え?まぁ、リフォームの事でちょっと・・・。「ワタシがママに言ってあげようか?」。

なるほど。俺がいくら必死に「時計の読み方」を教えたくても、三女にしてみれば両親の夫婦喧嘩の方が気になるわな。スマン、そりゃあ集中してお勉強出来ないのも無理はないね。


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