邑智郡なら中国新聞一択だ。
2017年10月6日(金)
12時のランチタイムど真ん中に「取材させてほしい」と男性がやって来た。出された名刺を見ると、ココらへんではあまり見ることのない大手新聞社。へー、なぜこんな山奥に?
「地元の醤油とお米を使ったメニューを出して欲しい。紙面に使うかどうかはわからんけれど」という事だった。もうすぐ廃線になってしまう三江線の記事を書くのに、地元の名産の垣崎醤油を使ったメニューを一緒にからめて取り上げたいんだと。ほう・・・。
あまりにも「愛が無い」ではないか。
取材対象に対して、まるで興味がない。あなた、もしかして三江線なんてどうでもイイんじゃありませんかね?暮らしてる町の路線が廃線になるって、けっこうキツイんだぞ?
飲食店に取材に行くのなら、スマホで検索ひとつかけてみればイイじゃない。ウチのホームページとかFacebookとかってご覧になられました?「いや、見てないですね」って、少しくらい申し訳なさそうにすれば可愛げもあるのだけれど、なんだその「そんなものは必要ない感」は・・・。ピザとパスタが置いてある喫茶店ですよ、ご飯ものはカレーライスがありますけど醤油は使いませんしね。
それにそもそも、飲食店に12時に取材に来るか?「こじんまりした感じのお店が良かったもんで」って、まるで意味の分からない返答をされ、それでもうお帰り願った。一応、あそこには定食屋さんがありますよ、むこうにはお寿司屋さんもありますよと「醤油とお米を使うお店」の情報提供はしたけれど。
でも、世の中からみれば「吹いて飛ぶような店」だ。そんな扱いも仕方がないかもしらん。ただねぇ〜、おかげさまでフツフツと湧き上がるモノがありますよ。
だいたい本当は、垣崎醤油の当て馬にされたって時点でこちとらイラツイてるわけで(自分に)。垣崎醤油はたしかに美味い醤油ですよ、ただね、ウチの店がそこの宣材にしかなり得てないと突きつけられたこの現状に甘んじているわけにはイカンのですよ。
「邑南町といえば、垣崎醤油」か・・・。くっそ、今に見てろよ・・・。
あと、どこの新聞社が来ようと三江線に関しては中国新聞がいちばん。身銭も切って、休みも削って、周辺の人たちの今後も心配もしてって、そうやって三江線を見つめてくれてるオトコが中国新聞にはいるからな。
こうやって、定期的にハングリー精神を呼び起こさせてもらってありがとうございます。明日は三女の運動会で、13時オープンです。