ウサギの置物
2017年4月27日(木)
カミサンが「春の行楽用にどうだろうか?」と、おつまみセット的なものを作ってみた。ジャンク、良い良い。
肉、揚げ物、ケチャップにマヨネーズ。我々には「オーガニックでロハス」や「地元の食材を使ったカラダに優しい料理」など、そういう「雑誌で見るような里山カフェ作り」は無理である。むしろ人間の「むき出しの食欲」みたいなものと共にありたいと思う。
ランチ、全テーブルからナポリタンのご注文あり。ここのところ「ちゃんと仕込みをしておいた日にかぎってヒマになる」の法則が発動していたため、良かれと思い、昨晩ナポリタンの仕込みをサボったのが功を奏した。カミサンは全然喜んでいなかったが。
コロと散歩。田んぼの奥の方では、つがいのカモが歩いている。最近每日おるな、あいつら。かわいいけど、田植えしてからは立入禁止でお願いしたい。
夜、三女のお友達が引っ越しのご挨拶に。県内ではあるが、離れたところへ越してしまう。とてもとても仲良しで、ウチに泊まりに来てくれたりもしていた程なので残念だ。
ただ、二人共「ひっこし」がなんであるかあまりわかっていないようで、今日もお店で楽しく遊んで過ごした。しかし、あまりにも悲しい引越し。せっかく島根が好きでこの町を気に入って来てくれた家族なのに。何かもっと手助けができなかったのかと、悔しい。
すいませんね、最後に来てくれた役場のお客さん。そっけない態度をとってしまいましたのは、その着ていらしたウインドブレイカーの「日本一の子育て村を目指して」のキャッチフレーズが、あまりも寒々しく感じまして。
俺もまだまだ修行がたりてない。
三女はずっと「何かプレゼントをあげたい」と、色々探していたが思うようなものが見つからなかったようだ。
帰り際、「これあげてもイイ?」とウサギの置物をプレゼントに決めたらしい。ああ、イイと思うよ。パパも、君たちが誰かに何かを分け与えるような人間になって欲しいと思う。いつでも、困っている人や傷ついている人がいたら出来るだけ助けてあげて欲しい。それは損や得というレベルの話では無いんだと、「社会」とはみんなが助け合う場所なんだと、そう信じて大きくなって欲しいと思う。