『サウスポー』
2017年4月26日(水)
今日は一日中天気が悪かった。この土日はまた田んぼなのだが、どうかその時はイイ天気でありますように。
朝、三女を保育園に送っている道中、「ぱぁぱ、白い髪がいっぱいあるわよぉ。直してもらったら?あとワタシねぇ、嵐と結婚したいんだけどぉ〜」。そんなに白髪が気になるかね?そういえば俺が中学生の頃にはオヤジは白髪染めしてたなぁ。でもパパは白髪染めはしない。そういうケアみたいな事が面倒くさくて、だからこそヒゲ生やしてるんだから。嵐についてはママに言いなさい。
ランチ後、筋トレに行こうと思ったが一応カミサンにお伺い、「何かすべき事あるでしょうか?」。
別に無いけどと前置きしておいてからの「今夜の夕食お願いね。大根がたくさんあるから、それ使って」と言われてジムは中止。パスタ、スープ、サラダをご用意致しました。
久しぶりに映画視聴。マスターの大好きなジェイク・ギレンホールの『サウスポー』を。
仕事論に関しては『ナイトクローラー』には感銘を受けたし(ジェイクの役はクズ野郎だが)、一昨年スキンヘッドにしてたのは『エンド・オブ・ウォッチ』のマネだし。そのくらい好きなジェイク・ギレンホールがこれまた大好きなボクシング映画を演る。
大まかな内容は、「妻も栄光も社会的地位も失ったかつての伝説的チャンピオンが、落ちぶれた貧困の中、娘を取り戻すためにどん底から這い上がる」という、映画史上あまりにもありふれ過ぎたストーリー。
しかし、ボロ泣き。「情けない父」「無くした経済力」「見栄を張り」「友人も無くし」「短気のせいで取り返しのつかない問題を起こす」などなど・・・。完全にかつての俺。
優れた脚本の特徴の一つに「共感を得られる」という事があると思う。つまり観ていて「わかる。俺にもそんな事があった・・・」と思えるかどうかだ。自分の過去と重なった時、その映画が自分のモノになる。この映画には何度も何度もそんなシーンがあり、途中、観てられなくて汗と涙にまみれて俺もトレーニングしてしまった。
観ながら、清原を思い出した。清原は「薬物への欲求」を、俺は自分の「短気」と「弱さ」とを生涯に渡ってコントロールできるようにならんとイカンのだなと。
テーマを詰め込みすぎてしまい、一つ一つのお話が軽くも感じられるのだが、それでもとても良い映画だった。自分の弱さを見つめられる男こそが、強い男だ。
というわけで、以下、オススメの「元気が出る系」のボクシング映画をテーマ別に置いておきます(よって『レイジング・ブル』『ミリオンダラー・ベイビー』などは排除)。2時間で人生変わる事もありえるモノばかりでございますぜ。
・夫、父として成長せねばならんと感じているなら
・勝つか負けるかじゃない、チャレンジせねばならんなら
・若いくせに人生行き詰まってるなら
・「自分に才能なんかない」とくすぶっているのなら